高校生のとき、出っ歯もあったし歯並びもガタガタで、そのことで矯正歯科に相談に行ったことがあった。そのとき、受け口と不正咬合を見て両顎手術が必要だと言われたけど、当時は経済的に余裕がなくて歯列矯正だけすることになった。大人になって歯並びは整ったけれど、受け口と不正咬合はそのまま残っていて、見た目のコンプレックスがとても強かった。それでもちろん自信もなく、自己肯定感もかなり低かった。人の視線を感じるのが怖くて、街を歩くだけで『ああもう無理... みんな私の顔ばかり見て、ブサイクだと思ってるんじゃないか』といろいろ考えていたし、建設現場で働いていて粉じんも多かったのでマスクをして仕事をしていたら、一緒に働く人たちにイケメンだと言われた。実際に飲食店なのかどこかで、私がマスクを外した姿を見て、マスク詐欺を見たみたいな反応をされた記憶もあるし、コロナのときにマスクをして外出していたので、そのときも顔を隠せて少し良かったように思う。そのくらい顔のコンプレックスが強かった。24年8月、これまでの人生がつらくなってきて、何かの原動力がほしくて悩みながら考えた末、今までできていなかった両顎手術をやるべきだと思った。調べているうちに、『両顎手術は危険だ』『両顎手術で亡くなった人がいる』という話を昔から聞いていたし、長い間話題になっていたゴースト手術(代理手術)やシャドードクター(顔の見えない医師)の問題もあって不安だった。だから病院を探すときは、手術室にCCTVがあるかどうかを重要視し、工場型ではないこと、麻酔科医が常駐していること、安全システムがあることを基準に病院を探した。両顎手術の病院情報を得るために、各種サイト、Naverカフェ、アプリを見て回っていた中で、口腔顎顔面外科のほうが顎の専門だから美容外科よりいいだろうと思い、術前術後写真がある程度似ている症例が出てくるところに絞って、病院を3か所選んだ。私の場合は首と顎の境目があるとは言えないようなケースで、受け口、不正咬合、下顎劣成長で、私ほどひどい人はいなかった。むしろしゃくれ顎だったらよかったのにと思った。ないものをあるように作るのだから、本当に簡単ではないと思った。やっと選んで、ひとまず3か所(ヤンユンドル、[Clinic A]、[Clinic B])を決め、最初にヤンユンドルへ相談を受けに行った。相談室長のカウンセリングで改善の可否を確認するとき、歯ぐきと人中が長く、笑ったときに歯がたくさん見えるガミースマイルだと説明してくれて、顎ばかり気にしていて知らなかった部分や準備していた質問にもきちんと答えてくれた。手術をすれば劇的な効果がありそうだと言われた。続いて代表院長との相談では、私の顔の問題点をかなり注意深く見てくださり、『そちらを見てください』『横を見てください』『もう一度正面を見てください』と言いながらチェックしていて、普通の相談とは違うと感じた。残りの2か所でも相談を受けた。実際、私が選んだ3か所はすべて、手術室CCTVや麻酔科医の常駐、安全システムなどの条件がほぼ基本装備のように整っていて、工場型の病院でもなかったと記憶している。私は顎がかなりないので、両顎手術にオトガイ前進術まで含めて、顎を何mm前進できるかという話をしてくれたが、ヤンユンドルでは15 mm、ほかの2か所では8 mm、10 mm以下なら可能だと言われたので、すべてを考慮した結果、選んだのがヤンユンドルだった。さらにほかも回ろうかと思ったがやめて、最終的にここに決めた。24年9月に術前手術が可能だという説明を受け、提携している矯正歯科で相談を受けると、術前手術は可能だが、もし起こりうる副作用である後戻りが起きる可能性もあるので、安定した結果のために術前矯正を勧められた。悩んだ末に受け入れて、まず術前矯正から始めた。矯正の過程では、下顎が構造的に狭かったので、下顎にアーチ拡大装置を装着して歯列を広げる過程も一緒に進めた。25年4月に矯正歯科から、5月ごろに両顎手術を行うとよいという勧めを受け、改めて病院に連絡すると、5月末に可能な手術日があると言われた。実際に予約金を振り込む必要があるというメッセージを受け取ってからまた悩んだ。両顎をするか、オトガイ前進術だけにするか、両方するかについて口コミを探すと、オトガイ前進術だけでも十分うまくいった症例があってかなり悩んだ。再度相談をやり直して選び直そうかとも考えたが、相談はキャンセルし、当初の予定どおり両顎手術 + オトガイ前進術 + 二次角を最終決定した。5月末で手術日を確定し、相談室長が希望する顔のイメージや芸能人の写真があれば送ってほしいと言ったので、参考にしていた芸能人の写真を送った。その写真はカルテに添付され、手術計画に反映された。最後の代表院長との相談では、その写真を参考にして、従来の両顎手術とオトガイ手術だけでは到達しにくい可能性があると率直に説明してくれた。私のように下顎がかなり後ろに引っ込んでいて、顔下部のボリュームが不足しているケースでは、2段階骨切り方式のオトガイ前進術が必要だと判断された。もちろん難易度が高い方法なので追加費用はかかったが、結局そのように手術計画を調整し、最終的に両顎手術 + 2段階骨切り方式のオトガイ前進術で手術を受けた。手術後に一番つらかったのは呼吸だった。鼻も腫れて塞がり鼻呼吸ができず、口の中の舌も腫れていて口呼吸も難しかった。痛み止めは続けて投与されていたので、痛みは我慢できる程度だった。2日入院したあと退院して家に戻ったらあまりにつらくて一睡もできず、トイレを行ったり来たりしながら、明け方に『息ができなくて死ぬんじゃないか』という不安に襲われ、いろいろな考えが浮かんだ。『無駄に手術した、後悔している。人は生まれつきのまま生きるものだというのには理由があるんだ』とまで思ったけれど耐え抜いた。そして、そのつらい時間を乗り越えて得たのは、顎先を21 mm前に出す、代表院長も前代未聞だと言うレベルの手術だった。多くの口コミを見たけれど、ここまで前に出した人は見たことがなかったし、私のように顎がないケースはこれまで存在しなかったとまで言われる状態だった。手術からもう1年が経ったけれど、今でも昔の顔写真を見ると『それまでどうやって生きていたんだろう』と涙が出るほど、今の自分の姿は本当に変わったと思うし、本当に手術をしてよかったと思う。もっと早くやればよかったという後悔はあるけれど、手術前には聞いたこともなかった『かっこいい』という言葉をたくさん言われて、今では周りの人も慣れてしまってもうあまり言われないけれど、満足している。数日前に1年経過のため病院を訪れ、X線、CT撮影、写真などを撮って代表院長に会ったところ、1次卒業で骨はすべてきちんとついていて異常もなく、今年中にピン除去を受けるとよいと言われた。代表院長が最後に言った言葉が印象に残っているのだが、『もう本当にイケメンになったね、私も気分がいいよ』と言ってくれた。手術前に一番つらかったのは、見た目のコンプレックスのせいで自分を愛せない自分が本当に嫌だったことで、自己肯定感は底辺で、対人恐怖にいろいろな問題があった。でも手術をしてそれが解消され、人の視線から自由になれることが本当にうれしい。私のように見た目のコンプレックスで長い間つらい思いをしている人がいるなら、もうこれ以上先延ばしにせず、よく調べてそこから抜け出してほしい。
言及された病院
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